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摂食障害は心の病です


どうして、あなたは摂食障害になってしまったのでしょう??ただ、痩せたかったからですか??ストレスを感じる毎日の中、「ヤケ食い」の延長線上に立っただけですか?





<一般人と摂食障害患者の違い>
一般の方は、「痩せたい」と思っていても、拒食にはなりません。体が資本だからです。過食気味(ヤケ食い)になることはあっても、胃がはちきれそうになるほど過食はしないでしょう。まして、「嘔吐」などという苦痛な行為は、頼まれてもしたくないハズです。下剤も、便秘解消に使うのが普通であり、過食したものを浄化するために使用する人はいないでしょう。

長い人生の中で、幾度か似た経験をする方はいるかもしれませんね。過激なダイエット(=拒食)を行ったり、ダイエットの反動で過食になったり、、、。でも、この病気の患者さんのように、それが「日常化」しているわけではありません(ただし、摂食障害の「予備軍」であることは確かです)。すぐに他のことで気がまぎれるでしょうし、「再発」に怯えることなどはあり得ません。

今、症状が止まっている方でも、1度でも「日常化」した経験をお持ちであれば、要注意です。よほど軽度の方でない限り、再発する可能性が高いのです。聞いた話だと、6年間症状が止まっていたのにも関わらず、再発をしたケースもあるそうです。

「摂食障害患者」としての自覚をしっかり持っていただきたい、、そう思います。

<こころの病気>
摂食障害は、れっきとした「心の病気」です。食欲の異常、、だけでは片付けられないのです。甘えでも、何でもありません。現に、摂食障害患者の中には、有名大学を出ていたり、企業で活躍していたり、家族のために一生懸命尽くしていたり、、、そんな人たちがたくさんいるのです。

心の問題が引き起こす病気である以上、薬で治ることはありません。心療内科に行くと、食欲抑制剤や精神安定剤などを処方してくださいますが、根本解決になるとは思えません(私の体験にもとづいてですが)。私は、そのような薬を飲んでも、症状を止めることすら出来ませんでした。虫歯だらけでも、高熱が出ても、徹夜明けでも、、過食嘔吐を繰り返していたのですから、薬で気分が悪くなったところで、過食がやめられるわけがなかったのです。

便秘をしたときに、下剤を飲みますよね。便が出てスッキリするかもしれません。でも、腸が不調であることに変わりはなく、「便秘」が治ったことにはなりません。やはり、腸そのものの改善が必要となってきます。摂食障害も同じで、暫定的な対応をしても、根本解決にはなっておらず、結局ふとしたことで再発してしまうのです。心の問題(=摂食障害を引き起こす心のメカニズム)を解決しない限り、この病気との決別はあり得ません。

このことは、世代間連鎖とも深く関わってきますので、しっかり理解していただきたいと思います。

<愛情不足が依存症を引き起こす>
摂食障害などの「依存症」は、そのほとんどが「愛情不足」により引き起こされます。親に問題があったり、そうでなくとも、周囲をやたら気にする子供であると、「愛されている感覚」に飢え、自分に自信がなく、心は徐々にスカスカ状態になっていきます。顔で笑っていても、心はスカスカ。どこか幸せだと思えない、幸せだと思っているのも「頭」で分かっている程度に過ぎず、「心」では感じ取れていない。、、、愛情で埋まらない心には、別の何かが必要。それが、タバコでありお酒であり、薬物であり、、、この病気の方は「食べ物」なのです。

普通の人でも、ストレスを感じたり、失恋して心がスカスカになったときは、ヤケ食いをしたりお酒を飲んだりして、その場をしのぐものです。この病気の患者さんは、その心のスカスカ状態が、慢性化しているため、日常的に依存しないと生きていけない、、、依存症は、そういったカラクリのもと、引き起こされる病気なのです。





摂食障害になる心の動きを語ろうとすると、それだけでものすごい文章量になってしまいます。それくらい、この病気の患者さんの心理状態は複雑なのです。複雑だからこそ治すのも大変、こころの病気だからこそ、周囲のケアも必要。患者さんを責めるのではなく、「大変な病気」になってしまったんだと、温かく受け入れてあげていただきたいものです。


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